仕立ての工程
先に施術の内容・コースが決まっているという形はとりません。 当院では、先に身体を見て、触れて、それから使うツボと鍼の本数を決めます。
いらっしゃった日の身体を見て、触れて、その日に使うツボを選んでから鍼を刺します。 決まった手順を全員に同じように行うことはしません。以下は、そのために毎回踏んでいる 四つの工程です。
工程 一
見立て

はじめに、いまの状態を伺います。いつからか、一日のうちでいつそう感じるか、 どんな姿勢や動作のときか。あわせて、眠り・食事・お仕事の姿勢・通院中の医療機関や、 お薬・継続中の治療についても伺います。工程のなかで、ここに一番時間をかけます。
そのあと、実際に触れて確かめます。首から背中、腰、手足、症状に関わる部位の左右の差、 皮膚の温度差、指先で触れたときの反応を確かめ、伺った内容と照らし合わせます。 お話の内容に加えて、触れて分かることと症状との関連性を確認していきます。
工程 二
選穴
見立てをもとに、その日に使うツボを選びます。ツボは、身体の位置を指すための名前です。 背中の一点、手首の一点、というように、位置と数をその場で決めます。
何本使うか、どのくらいの深さが必要か、鍼だけかお灸も必要かもここで決めます。 前回と同じ場所を選ぶとは限りません。同じ方でも、その日の身体各所の動きや温度が違えば、 選ぶべき場所は変わります。離れた部位どうしを組み合わせて選ぶこともあります。
こうした選び方は、整動鍼という方法によるものです。身体の動きを手がかりに 使うツボを決めていく方法で、当院はこれを用いています。 方法に名前はついていますが、行っているのはこのページに書いた四つの工程です。
選んだ場所と、なぜそこを選んだかは、鍼を刺す前にご説明します。 このとき、実際に使う鍼もお見せします。
工程 三
施術

消毒してから、選んだ場所に鍼を刺します。鍼は髪の毛3本分ほどの細さで、 使い捨てのものを使います。
刺したあとはツボの状態を確かめて外します。 途中で「痛い」「気分が悪い」と感じたら、そのときにおっしゃってください。
もぐさを使う場合は、熱さの感じ方を伺いながら施灸します。
工程 四
次回の判断
その日に選んだ場所、鍼の本数、伺った内容を記録します。この記録が、 次にお越しいただいたときの見立ての出発点になります。
あわせて、その日の過ごし方でお気をつけいただきたいことがあれば、 お帰りの前にお伝えします。
次にいつお越しになるかは、身体の経過を確認しながら決めていただきます。 こちらから通う回数や期間を決めてお伝えすることはしません。 しばらく間をあけたい、いまは様子を見たい、というご判断もそのまま承ります。
当日のこと
服装と持ち物
持ち物は特にありません。お召し物も普段のままでかまいません。 施術のときは、当院でご用意しているお着替えをお使いいただきます。 背中や手足のツボを使うため、必要なところだけを出せるものにしています。
施術室のこと
施術室は1室、ベッドは1台です。ご予約は1枠ずつお受けしているため、 同じ時間にほかの方はいらっしゃいません。
かかる時間
ご予約は約45分と約90分の2つの枠でお受けしています。工程は同じで、違うのはかける時間だけです。
初めてお越しになる日は、この時間に加えて、お話を伺う時間を15分ほどいただきます。 当院は問診票にご記入いただく形をとっておらず、その場で直接伺うためです。約45分の枠をお選びの場合、 受付から会計までで1時間ほどを見ておいてください。
この15分ほどとは別に、見立てと施術のそれぞれに時間をかけたい方は、 長いほうの枠をお選びいただけます。
お受けできないとき
伺った内容によっては、その日の施術を見合わせて、医療機関の受診をお勧めすることがあります。 判断の目安は受診の目安のページに書いています。
ご予約
当院は予約制です。お越しになる前に、お電話でご予約ください。工程や当日のことでご不明な点は、お電話でお尋ねください。
受付 8:00〜20:00(不定休)